◆ LY-010モニター結果 |
@ LY-009・・・電圧制御型(降圧レギュレーター) A LY-010・・・PWM方式制御型(パルス発振器) |
●モニター(A様) ------結果------- LY-010を使用した結果、実用上、問題ありませんでした。 (もちろん、配光が法規適合するかはわかりませんので、個人の責任において使用すると いう前提ですが・・・) -------評価内容-------- 以下の(あ)(い)のケースについて、各電装品を順にONにして、テールランプのちら つき、減光の有無を確認しました。 --------バッテリー端子電圧-------- (初期状態:ヘッドライトOFF、ウインカーOFF、テールランプON(構造上、常時ON)、ホ ーンOFF 13.5V:エンジンアイドリング状態(1500RPM)(あ) 12.5V:エンジン停止(い) -------結果詳細-------- (あ)の状態では、想定しうるフル負荷状態でもブレーキON、OFF共に光のちらつき、目 立った減光は確認できませんでした。 フル負荷状態はヘッドライト60W ON、 ハザード15W×4 点滅、ホーン吹鳴です。 (い)の状態では、ヘッドライトONでは変化無し、更にハザード点滅では、点滅にあわせ てわずかにテールランプの減光が確認できました。 ただし、ハザード点滅に連動しているので、テールランプだけをじっと見ないとわからな いレベルで実用上は問題ないようです。 更にホーン吹鳴でテールランプが一段暗くなりますが、これもよく見ないとわからないレ ベルです。 セルを回すとさすがに目視でわかる程度に光が暗く脈動しました。 --------その他---------- 測定できたのは端子電圧のみでしたので、見た目の感能評価となりますが、今回送付いた だいた試作ユニットを使用すると、実用上は問題ないように感じました。 ちなみにLY-009を使用した場合は、電圧によるテールランプの明るさの変化が大変大き く、可変抵抗で一番明るくしても、エンジン停止時とアイドリング時はテールランプが暗 くて、実用レベルではありませんでした。端子Aと端子Bの差が約4Vありましたので、CRD (15mA)+TLRH180P 5個直列のパターンですと、このあたりの電圧で明るさが敏感に変わ ってしまうのでしょうか・・・ ※使用車両:カワサキ バリオス 250CCのバイクです。 ※バッテリー端子電圧はサービスマニュアルではエンジン停止時で12.6V以上が規定値な ので、多少弱っています。 ※LY-010の可変抵抗の位置はノーマルのテールランプ(12V 21W/5W)の明るさに近くな るように調整しました。一番明るくなる位置から25%くらい戻しています. 以上、簡単ですが、モニターレポートです。 |
LY-010のブレーキON時の写真。実用上十分な明るさです.(エンジンOFF時) LY-010のブレーキOFF時の写真。これも十分な明るさです。 LY-009のブレーキOFF時の写真。ぼんやり点灯している程度で、明るさが 不十分でした(エンジンアイドリング状態) 今回使用した、ランプです。CRD(15mA)+TLRH180P 5個直列を10セット 並列で配置しています. |
●モニター(B様) 使用した部品ですが、 φ5mm超高輝度赤色LED TLSH-180P × 53個 φ10mm超高輝度白色LED(メーカー不明) × 6個 パルス式減光ユニット LY-010 × 1個 定電流ダイオード E-153 ×24個 です。 減光ユニットですが、LED4個直列の部分が3個以下の部分より 若干暗く、ヘッドライトやウインカーをつけるとちらつきがひどくなりました。 直列3個までは問題なかったので、すべて直列3個以下の回路に して作りました。 明るさの調整を最弱にしても、LY-009の様に 直列の多い部分が消えるということは全くなかったです。 撮影時の設定は明るさを最弱にしています。 エンジンON・OFF、ライトON・OFF、ウインカーON・OFF等 チェックしてみました。テスターを使ってバッテリーの電圧を チェックしてみましたが、だいたい11V〜16Vまで電圧が変化しました。 ちらつくこともなく、暗くなることもなかったです。すごく良いですよ! 初めてLEDの電子工作をしましたが、思ったよりも良い感じで できたと思います。非常に満足しています。 今度はウインカーのLED化を進めてます。 また完成したら報告します。 【店長のコメント】 ●LY-009は降圧型定電圧回路です。電圧の安定度は非常に良いのですが回路がシリーズタイプ となっているので出力が入力よりも3Vほど低下するという欠点があります。定電圧回路なので電源ノイズや電圧変動が 大きかったりする場合は効果的です。ただし、バイクなど電源電圧が低めな場合は各列のLED接続数を減らす必要がありそうです。 また、電圧調整式なので各列のLED接続数を同じにする必要があります。数が違うと均等に減光できません。 ●LY-010はパルス幅制御(PWM)といって手動スイッチを高速でON/OFFしているのと同じ状態で明るさを変える方法です。 ONした瞬間電圧はA電圧と同じなので瞬間的に見ればLEDの点灯条件(電流)がA・B同じになるので輝度の安定性が良くなります。B入力時でもA入力とほぼ同じ100%の明るさまで調整できて最少にしても安定して点灯します。また、OFFしている時間もあるので省エネ効果もあります。 厳密にはB入力の出力は点滅動作になるのですが1秒間に2000回というスピードなので人の目には光が残像として残り連続点灯しているように見えます。 パルス駆動ですので各列のLED接続数が違っていても均等に減光できます。LY-010は電源がDC18V以上の場合は使用できません。 |
基板 基板の裏 テールON ストップON テールON ストップON |